昨日は、音友のコンサートで、初めて文京区シビックホールに行った。
合唱団「鯨」のモーツアルトのレクイエム。
本当に久しぶりのモツレク。鯨は大合唱団で100人近くのメンバーがいる。
私が最初にいたフィルハーモニー合唱団も常時100人以上いて、最大の時は300人近くいたらしい。なので、ちょっと懐かしくなる空気感。
宗教音楽のスペシャリスト、黒岩先生の指揮だった。
数あるレクイエムの中でも美しさが際立つモツレク。その中でも、ラクリモーザ(涙の日)は極めつけだ。よくドラマでもバックミュージックに使われる。
初めて歌った時から45年くらいたつなあと・・聞きながらしみじみ時の流れを感じていた。モツレクは、中新田のバッハホールでも歌った記憶がある。交流のある仙台の合唱団の記念コンサートに助っ人で参加した。
その時も、リハ、本番、交流会ととても楽しい時間を過ごした。でも、これももう30年近く前の話。早いなあ。
終盤は舞台がセピア色に見えてきた。音楽生活も、もう〆の時期に入ってるんだ私・・あとどれくらい歌えるのかなあと、一緒に行った友人と話す。
ここ12年くらい、彼女とユニットを組んで本当に沢山コンサートをやってきた。
3年に1度のペースで開催してきた「スペイン音楽の夕べ」は、再来年で10回目。これは10回でクローズにする予定。
あとの会も、メンバーの状況によってフェーズアウトすることになっていきそう。
今までは親の介護だったが、今は自分やパートナーの健康と向き合うようになった。まあ、それでも、音楽が日常生活の中にあることは幸せだ。
これからは、自分が歌うより聴く場面が増えていきそうだが、それも良しである。