公演終わって1週間。ゆっくり時間を過ごしたので、さて次の用意をしようと思い、再来年になるが、3年に1度のペースで続けてきたパティオ・デ・エスパーニャというスペイン音楽のユニットの最後のコンサート用の楽譜を準備した。
が、1曲、ネットでダウンロードした楽譜が見にくいので書き直すことに。
ところが、PrintMusic(Finaleの簡易版)をインストールしていたノートPCのバッテリーがいかれて起動しなくなっており、入れ替えることもできず。。。
仕方ないので、フリーの作譜ソフトを探したら、MuseScoreの評価が良いのでダウンロードしてみた。入力方法はFinaleに似ているので、ほぼ問題なく出来上がり。ただ小節のレイアウトの仕方が異なるので、ここはまだよく理解できなかった。ので、とりあえずは見やすくなった楽譜をピアニストさんに送り、譜読みを始めた。
以前、フリーのソフトをいくつか試したが、入力は分かりやすいが、印刷制限がかかっていたりで結局買えってことね・・とあきらめたものも多い中、使い勝手は良いのでしばらくはこれを使ってみようかな。
楽譜作り直すときに思うのは、音符以外の表記の大事さ。
私はピアニストさんとやり取りしながら作るのだけど、彼女は私が見落としたダイナミックやコメントの類までしっかりチェックしてくれる。
実はそこも作曲家の意図が反映されていて大事なのだ。
市販の楽譜だと音が高いなあ・・とか、響きが暗いなあ・・とか思うときは、調を変えてみるのだが、これも原曲を入力して、コマンド1回で変えられるので便利。
まあ、1日仕事にはなるが、何も予定がない日は、がっつり集中して作ってみる。
その過程で、いつもより入念に楽譜を読むので、いい譜読みタイムになる。
パティオ・デ・エスパーニャは、1994年の11月に1回目をやった。これも、藍の会でスペイン歌曲の企画をやった時に、もっとスペイン音楽知りたいと思ったメンバーが集まって始めたものだ。次回で10回になる。1人20分くらいの持ち時間があるので、6曲準備する。最初の頃は10曲くらい歌っていた。
今はそんなに暗譜できないのだ。
当時はモンポウにハマっていて、モンポウ歌いになりたいと思っていたが、今は南米のヒナステラやグァスタビーノ、ピアソラに惹かれる。
花月標の仲間は、それぞれに独自の作曲もやる。私はやっていないが、年取ってやれることは実は創作の世界だ。
PCがあれば物語も書けるし、絵も書けるし、作詞作曲もできる。
施設に入っても十分楽しめるなあと密かに思っている。
俳人の従妹が作った句をベースに、海の日という組曲を作りたいが、これはライフワークになってしまうかな・・・・