師匠が主宰の門下生コンサートが無事終わりました。
最近は8月にやることが多いですが(会場が取りやすいので)、師匠のリサイタルのスケジュールとずらすため、いろんな季節になることがあります。
コロナだったので、ほとんどお客様を呼ばない年が続いていましたが、今年は大手をふって人を呼べたので、沢山聴きに来てくださいました。
今回は久々に相棒とデュエットをしました。
11月にやる「相聞」という曲で、千原 英喜さんの合唱曲に魅せられて、ピアニストの鼓緒太さんに編曲をしてもらった曲です。
参加メンバーも実はデュエットを楽しみにしていてくれたみたいでした。
ソロはいつものようにギリギリまでアンプに苦しみましたが、本番は何とか大きなミスもなく無事に歌い終えました。
言葉の間違いはありましたが・・・
久しぶりのメンバーもいました。コロナ禍で練習もレッスンもできず、師匠に声をかけてもらって、発声からやり直しでしたと言っていましたが、前よりも厚みのあるよく響く声になっていて、感銘をうけました。
1年に1回、この会だけで会うメンバーですが、なんと20回を迎えていたのです。ひとえに準備してくださる師匠の情熱あってこそですが・・
今日は最後にシューマンの短い曲を歌ってくれましたが、友人が、「先生の歌、いいね。今度リサイタルがあったら声かけて」とのこと。やっぱ違うのね。。
リサイタルのプログラムの訳詞はすべて自分でやるくらい、言葉にこだわりがあるので、伝わり方が違うんだろうな・・
師匠の専門はドイツ歌曲なので、ドイツ歌曲を見てもらうとレッスンの深みが全然違うのですが、私はラテン人間なので、スペインやフランスの曲に惹かれてしまう。いかんともしがたいです。時々、思い出したようにシュトラウスやシューマンの歌曲を見てもらうと、言葉のニュアンスまで、徹底的にしごかれますが。。
私も残された時間でどれだけ歌えるかを思うと、やっぱり惹かれる曲をやりたい。
今はフランス歌曲、スペイン歌曲、そしてアルゼンチン歌曲。
暗譜の困難さを考えると、ため息をついてしまう今日この頃ですが。。