遺骨探し

TVで沖縄で戦争で亡くなった人の遺骨を今も探し続けている夫婦が、1つのハンコから遺族を探し当てた経緯を放送していました。

 

佐岩 と彫られた印鑑。でも、今、佐岩という苗字はないことから、姓と名前の最初の文字を組み合わせたのでは?という推察から、佐藤岩男さんという人が4人みつかり、かつその時沖縄にいた一人に絞り、北海道まで飛びます。当時の住所は今はなく、今度は神社に行って、該当者を探すと、弟にあたる人が見つかります。

 

そのおうちに行くと、弟さんは亡くなっており、甥にあたる人がいました。

 

骨が無いので、沖縄の土をお墓に入れたということでした。

 

でも、遺族に行きついた遺品。遺骨ではなかったけど、故人の持ち物は遺骨と同等ですよね。このご夫婦の執念を感じます。

 

昨日が終戦だったので、8月は戦争にまつわる沢山のドキュメンタリーを見ました。

原爆作成までの話。天皇マッカーサーそれぞれの逸話。

自爆魚雷「天回」の話。広島、長崎に落とされた原爆と被災者の話。硫黄島の話 などなど。

 

なんで、こんなに同じことを人は繰り返すのかと、今のロシアに重なります。

 

でも、こうやってずっと遺骨を探し続けてくれているご夫婦のニュースは一条の光に思えます。死者をちゃんと葬ってくれる気持ちがある限りはまだ希望がありますよね。