ガザ法要

今日は、桜井真樹子さんの主催するガザ法要というイベントに参加しました。

 

2014年7月8日からのイスラエルのガザ侵攻による犠牲者を供養するために、阿弥陀経の声明を唱えながら、犠牲者の名前を読み上げるというものです。

 

友人が声明を習っている繋がりで、一昨年の夏のガザ法要の時に名前の読み手として参加し、それからずっと参加しています。年2回、7月と12月。

 

最初に参加した時は状況がよくわからず名前を読んでいたのですが、同じ姓の人が何人も続いたり、名不詳の蘭が続いたり、年齢が10歳以下だったりすると、この人たちは一家全滅だったんだ‥とか、黒焦げで誰なのか判別がつかなかったんだ‥とか、子供なのに・・とか、地球の裏側の人の事だけど、映像が見えるような気がしました。

 

ニュースで戦争の映像を見ても遠い世界の事で実感がわきませんが、なぜかとてもリアルに人の死というものを感じました。

 

今はウクライナ戦争で、毎日新しい戦場動画がアップされていますが、やはりそれも遠い国の話。

でも、日本も明日は我が身なんですけどね。

 

今日は、京都から声明を唱える側で参加の方が1人いましたが、何と香港の大学で仏教文学を教えている方でした。桜井先生の声明のお弟子さんで、リモートレッスンを受けているとのこと。毎回、ここで新しい人との繋がりができます。

 

しかし、名前もわからないまま死んでいった人たちの悔しさはいかほどのものかと思います。ウクライナの大地にも、身元の分からないロシア兵がゴロゴロしているでしょうね。ウクライナ軍は自国もロシアの兵もできる限り身元を調べようとしますが、ロシアは自軍の兵を焼却炉で焼いて、戦死の事実を隠蔽していました。

 

人としてのあるべき姿に立ち戻って欲しいものです。