人魚の恋

今日は荻窪クレモニア・ホールで、ANAMTAKUS(香樹実&まつ)の「人魚の恋」を聴いてきました。私は受付も頼まれていたので。
 
アンデルセンの「人魚姫」を、朗読と歌とピアノでアレンジした、独特の世界観でした。
 
ホールの響きもよく、ピアノと声のバランスもよく、心地よかったです。
 
アンデルセンの話って、残酷なんですよね。人魚は人間になって王子様の側で暮らす代償として、声を失い、絶え間ない足の痛みを伴う。結局は王子は隣国の姫と結婚し、人魚姫は死んでしまう。決してハッピーエンドにはならないのが、彼の魅力かもね。
 
香樹実さんは、朗読の声もしっかりした発声で活舌がいいのですが、お話にあった歌を選曲して、お話の中にちりばめます。いつもながら感心する選曲でした。
 
まつさんのピアノも物語の進行にそった効果的な音で、共感を誘うものでした。