角野隼人さん

Youtubeでカティンで活躍している角野さん、2021年のショパンコンクールでも3次予選までいったかと思うが、大好きなピアニストである。

 

たまたまTVをつけたら、街角ピアノのスペシャル版で、NYに居を移した彼の暮らしを追っていた。

彼は非常にテクニカルに優れていて、即興もすばらしい。そういう所ばかりにキャラが立っているが、とってもピュアな人なんだというのもわかった。

 

いまや、5年先まで予定がびっしりの人だ。でも、このまま日本に居たらダメになると思ってNYに渡ったらしい。

東大にはピアノ同好会というのがあり、私の知人のお弟子さんも、理3出身のお医者さんであり、演奏活動もしていて、カテインさんとはお友達らしかった。

 

9.11のメモリアルの建物の中のピアノを弾いていると、黒人のカップルが通りがかって歌いたいという。

フレーズだけ聞いて、即伴奏。即興の伴奏も素晴らしいが、歌の方も抜群に素晴らしい。プロの歌手であった。

NYには世界中からアーティストが集まり、切磋琢磨している。

 

なんか、私もしばらく眠っていた自由なる魂が目覚めさせられた。

20代、30代は、外へ外へ出ていたのにね。

守りになっているというより、ちじこまって動いていない自分にちっ!という感じ。

 

憧れとか夢がないと行動にはつながらないですからね。

 

今日は午後から一度自宅に戻ることに。明日、花月標でピアニストさんと初の通しリハ。これを逃すわけにはいかない。18日からは兄が帰省してバトンタッチ。

いつもより長くいたのに、母に会えずに帰らないといけないのは悲しい。顔を見せるだけでも気持ちは変わるのにと。

 

庭の草取り、お墓参り、お悔やみなどで終わったけど、帰省すると自分の心がゆるむのがわかる。この感覚は帰省した時だけだ。

母の生命力を祈って、とりあえず今日帰ります。