訃報

朝、ご近所にお土産を渡していたら、そこの方から、いつも庭木の剪定をしてもらっている方が胃がんで亡くなったというお知らせ。

 

8月に帰省した時、それとなく聞いてはいたが、こんなに早くなくなるとは思ってもいなかったので唖然。スキルス性の進行が速いタイプだったようで、見つかった時には転移して手遅れだったそう。

 

親戚筋にあたるので、ず~っと手入れをお任せしていた。

村祭りの前にいつもきれいに刈ってくれていて、その状態が夏まで続いていた。

今年は枝が伸び放題だったので、ああ、やっぱり入院しているんだと

暗たんたる気持ち。

 

まだ73になったばかり。

隣のお兄さんと彼は同級生で、うちの留守をいつも見守ってくれていたのに、相次いで亡くなって本当に心細い限り。

 

これで、今年、村で亡くなった方は5人。元々人がいないところで5人は多いのだ。

 

お悔やみに行くというので、私も連れて行ってもらい、最後のお別れをしてきた。

村の人たちにも久しぶりに会った。

母の世代は、ほとんど亡くなっているか施設に入っているが、次の世代も怪しくなってきた。

一緒にお悔やみに行った人たち、山道だと休み休みなのだ。

 

父が亡くなった時は、村の方たちが総出で手伝いに来てくれて、家族は挨拶だけで何もしなくてもよかった。真言宗なので結構お見送りが派手で、都会っ子の姪の旦那はびっくりしていた。

コロナ以降、どこも家族葬になり、お悔やみだけでおしまい。香典の類もなし。

簡素化はどちらにとってもありがたいが、ちょっとさみしい気もした。