朝ドラ「らんまん」が終わった。私はらんまんロスです。
私の朝ドラの中では、No.1かもしれません。
友人の中でも、そういう感想の方は何人か。。
脚本がいいんでしょうね。いい人も嫌な人もいますが、それぞれに背景が丁寧に表現されていていとおしい。
明治時代の身分差別、男女差別、肩書主義など時々ちょっとこれ言っていいのということもあったけど、それと闘う人々の姿があり、考えさせられた。
私は田舎育ちなので、中学卒で大工や左官やさん、準看護婦、集団就職で仕事につく同級生が3分の1いた。私は田舎では珍しい共稼ぎの両親だったので、兄ともども東京の大学に出してもらえた。母のおかげかな。
新入社員の時、女性は朝早く来てお茶くみや机拭きをやらされた。
でもしばらくすると、男女雇用法で職場での差が少なくなっていった。中でもIT業界は風通しがよかったと思う。あまり不自由を感じないで仕事できた気がする。
らんまんでは、中卒の主人公が実力とやる気で道を切り開いていく。奥さんもただ支えるだけでなく、自分も冒険の旅に出る。
主人公の姉も、女人禁制の酒造りに挑み、最終的に新しい酒を造る。
明治でも、私たちが知らないだけで、自らの力量で道を切り開いた女性たちは沢山いたはず。
朝ドラ見ていると、自分の知らない人生が沢山ある。生まれ落ちた環境と縁でさまざまな人生になっていく。
私は、兄が理系だったので、兄の影響を受けて理工学部に進み、たまたま家に届いた就職案内のはがきの会社に面接に行って採用されSEの道を進んだ。ITの進化をもろ体感。
そして、大学1年の時に、たまたま行った学園祭で声をかけられた合唱団に入って音楽の洗礼をうけて、その後ずっと声楽の道をまっしぐら。
これ、少しでもタイミング違ったら、全く別の人生になっていたかもしれないと思うと、改めて不思議と思う。
1回の人生ですべてを体験できるわけではないので、人は何度も生まれ変わっていろんな人生を体験してバランスの取れたものに進化していくという輪廻転生説にはとても納得する。
まあ、あくまで来世というものがあったらねの話だが、次の人生では、国の大きなインフラを作って行くような土木技師を目指している私です。(笑)