久しぶりのあわせ

いつものピアニストさん、5月に手首を骨折し、3ヶ月ピアノを弾けませんでした。

 

今日から合せ再開!

 

久しぶりにお宅に伺い、フランス歌曲3曲を合わせました。

やはり自主練だけでは全体のイメージがつかめず、ほとんど言葉付けのみの練習しかできなかったので、今日伴奏してもらうと、細かな和音の動きで自分の感情もどんどん引き出されて行き、あっ、何とかなりそうという手ごたえを感じました。

 

特に、フォーレの「愛の歌」という曲は、シャンソンのようなこじゃれた曲で、ピアノが自然に転調していくのがとても心地よく、これは仕上がりが楽しみだねと二人ではしゃいでしまいました。

 

あ~この時間のなんと幸せな事。

 

最初の合わせから、何度も試行錯誤をしながら二人で曲に向き合っていくのが本当に楽しいのです。

 

ピアニストさんから引き出されるいろいろな感情を大事にしています。

ちょっとした間の長さで、曲想が変わったり、お互いに聞き合えるようになると、どんどん精度が上がっていきます。

 

もう20年近く、つきあっているので、私の癖やら好みやらをよく知り尽くしています。ので、一番辛辣な意見をはっきり言ってくれるのも彼女。

 

彼女を含め、長く一緒にコンサートをやってきた仲間たちあっての今。。

そろそろ70才の声を聞く今も、新しい曲にどんどん挑戦できる環境に、ホントに感謝です。。