めぐりあう時間たち

昨日は友人から渡したいものがあるからということで、築地市場で落ち合い、お寿司を食べ、東銀座で「めぐりあう時間たち」というメトロポリタンのオペラ映画を見た。

 

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心に病を抱えた家族が3組。時代も国も異なるが、同じ舞台に立ったり、ずれたりしながら進行する。同性愛もありまさしく現代の私たちの問題にむきあうものだが、その演出の仕方にも驚いた。

 

3人のソプラノ、メゾソプラノの声や歌も素晴らしかった。それぞれの人物を深堀りした、おもわず引き込まれてしまう表情や演技。

メトの本気度は半端ないなと改めて痛感した。レベルの違いを見せつけられる。

日本ではとうてい無理かも。ヨーロッパでも無理かな。アメリカならではという気もする。

2022年の新作でまだ知名度が低く、館内がガラガラだったのが残念だった。めったに見られないタイプのオペラ。機会があれば是非。