代替わりの土地

六浦も私が越してきた20年前と比べると、駐車場が増えた。

 

ちょっと歩いていなかった裏道を通ると、見慣れた景色が更地になっている。

あらっと思っている間に月極の駐車場に変身。

建て替わるときは、前の敷地に3階建が2軒。

土地ギリギリまで使って建てる場合は、アパートに変身。しかも狭い間取りで部屋数多く。でもこのタイプ、満室になったことがない。一瞬満室になっても、直ぐに雨戸の部屋がでてくる。

横浜市大と関東学院大が近いので、アパートは需要があるが、あまりに狭いのは学生だっていやでしょう。

最近、都心でも6畳マンションの需要が増えているみたいだが、人気があるのはシェアハウスタイプで、キッチンやコインランドリー、風呂などが共有で広く、住人同士がコミュニケーションをとれるものらしい。

駅のホームから、桜の花が咲いたり、柿の実がなったり、四季折々の花が咲いたりするのを見るのが楽しかった家が無味乾燥なぎちぎちのアパート2棟になっているのが、本当に悲しい。町全体がそういう風景に変わっていくのかなあ。

 

旦那の実家の新小岩の住宅街も同様だ。昭和の古い家が無くなると、3階建てが並んでいく。

徳島の実家の周りは、あとを継ぐ者がいなくて、荒れた空き家ばかりになっていく。こちらは、家の周りに畑、倉庫もあり庭も広い。

どこでも仕事をできる時代になってきたから、もっと住環境が良くなってもいいのになあと、散歩するたびに思う今日この頃。

 

代替わりせし跡地はアパートに

  桜なき家をホームから眺む