最近、NHKスペシャルで数学の特集がいくつか放映された。
過去のアーカイブも含めてだが、非常に面白く、よく編集されていると思った。
昨日は、パンサー尾形の解説による「笑わない数学」で虚数についての番組をみた。
私は一応数学科出身なんだけど、合唱活動にうつつを抜かし、やっと卒業した身の上、数学を語れるほどの知識がない。当時はコンピューターが登場した時期なので、その分野を選ぶ人が多かった。今となっては、4年間しっかり勉強しなかったことが悔やまれるが。
虚数っていつ頃出てきたのかな?高校の数2ですかね。なぜそんな概念があるんだろうと不思議でしたが、結局、虚数について語ってくれる教師はいなくて、受験問題を解くための「i」という道具として扱ってしまった気がする。2乗してマイナス??
ー(マイナス)という概念は、まだ理解できる。そこに存在しなくても、負債と考えると、イメージはできる。でも虚数は何のためにあるのか?
*こういう記事を見つけました。
NHKスペシャルの「素数の魔力に囚われた人々ーリーマン予想・天才たちの150年の戦い」も面白かった。一見無秩序な数列にしか見えない“素数”がどのような規則で現れるか・・これを突き詰めると、量子力学にヒントがあったというのがちょっと鳥肌。
その他にも、ABC予想、ポアンカレ予想といった難問に取り組む数学者たちの戦いを特集したものは、普段ほとんど接点がないだけにとても興味深い。
数学がこの世界の成り立ちを解き明かすものをもっているのだと感じる。驚くのは、人類が数字を認識して、素数、有理数、無理数、虚数などといった概念を構築したことだ。
今となっては、数学をやり直すなんてことはできないが、せめて数学特集で数字の不思議を追求したいと思う。